「ICT技術を活用しマシンコントロールバックホウで、ほ場の暗渠掘削工事ができるのか?!現場を再現してみた」編
重機操縦に不慣れな方でも綺麗に施工可能
ITS-Squareでは、各種測量や建設DX/ICT対応機器の使い方をわかりやすく紹介する動画を公開しています。
動画を見る時間がない方や、画像と文章で確認したい方は、こちらのページでご確認ください。動画ではわかりにくい部分の解説や、補足情報も紹介します。
今回はマシンコントロールバックホウによるほ場の暗渠掘削工事を解説します。
動画内では機器の説明に重点を置き「映像を通したわかりやすさ」を優先した撮影・編集を行っています。実際の現場作業と手順等に違いがある場合もありますがご了承ください。
はじめに
ICT技術を活用しマシンコントロールバックホウで、ほ場の暗渠掘削工事ができるのか?!現場を再現してみた
事前準備
ICT技術を活用した暗渠掘削を行ってみたいと思います。
まず、UAVを用いて現況測量を行い点群を生成しました。
AutoCadを使用し、点群データからコンター図の作成を行い現況地盤の高さを求めました。
暗渠配線計画を行います。
現況地盤高より切深・延長から勾配を計算し流量を確認します。
水理計算書・切深調書の作成を行います。
3D設計データの確認
これよりご覧いただくICT建機に搭載している3D設計データがこちらです。
(拡大した様子)
ドローンによる撮影の様子
(ドローンの離陸)
3次元測量・3D設計データ作成のお問い合わせ先:(株)アイティエス
各種建機のお問い合わせ先:コマツレンタル道東(株)
- このドローンでの撮影は、掘削前の現況地盤を空撮し、現況地盤データを取得するためのフライトの様子です。
- 解析ツールにて現況地盤の高低差を解析し、暗渠配線・水勾配を計算します。それらを基に3D設計データを作成します。
施工を行う現場の様子
今回使用する重機は「PC200i-11」マシンコントロール対応機種
新技術の3Dデータを活用することで、真直ぐ掘削することができます。
今までであれば、暗渠掘削を行うため 起終点の見出し杭を設置しますが、今回は設置しておりません。
マシンコントロール建機による施工
今回作業を行うのは、建機システムについては超一流ですが、操作は素人のS氏です。
それでは、作業開始です。
(右側)車両モニターに表示されている画面です。
モニタ上部に横から見た図
下部に上空から見た図が表示されています。
- 上の映像は上空のドローン、下の映像は重機キャビン内に設置したカメラによって操縦者目線で撮影しています。この動画のために特別に撮影した映像で、通常施工時は撮影しません。
さらにモニタには、暗渠配線図が表示され、掘削中心を示すライトバーを、左側に表示
マシンコントロール機のため、アームレバー操作だけの自動運転
(ブーム上昇とバケット角度保持は自動)
掘削の深さも自動制御(セミオート)
重機操縦に不慣れな方でも綺麗な施工が可能です。
10倍速
もうそろそろ作業が完了します。
(ドローン帰還)
協力業者
コマツレンタル道東 株式会社
https://www.komatsurental-dotou.com/
サポートはオンラインでも行っています
使用している各種データは弊社で作成しております
・ドローン空撮 ・点群データ ・3D設計データ
お気軽にお問い合わせください。
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まとめ
ご覧のようにマシンコントロールバックホウでの暗渠掘削工事はスムーズに行われ、綺麗な仕上がりとなりました。
気になる点・詳しく知りたい点があれば、オンラインによる個別のご説明も承ります。
お気軽にお問い合わせください。