表面強度の計測
計測時間・データ処理時間の短縮が可能です!
基本的な計測方法

コンクリートテスター(CTS-02v4)を使用した、表面強度の基本的な計測について紹介します。
局部的な強度推定の際にはポイントモードで計測を行います。
計測モード | Point(ポイント)モード |
計測範囲 | 局部的な計測 |
比較対象 | リバウンドハンマーに対応して、特定点での圧縮強度を推定 |
メッシュサイズ | 3cm 程度 |
計測方法
- 計測範囲を5x5の3cmメッシュにマーキングする
- 計測は同一箇所を打撃しないように注意し、メッシュの交点を21点打撃する
- 本体にて自動的に平均を算出し、その値の±20%を超えるデータが除外される
- 除外されたデータがあった場合には計測点数の数値が減少する
- 計測点数が20以上になるまで追加で打撃する
リバウンドハンマーとの比較(精度・時間)
非破壊による圧縮強度推定方法として今までは主にリバウンドハンマー(シュミットハンマー)が利用されてきました。
リバウンドハンマーでは計測表面の研磨、打撃角度の補正、計測値の換算作業が必要となりますが、CTS-02ではそれらの作業が不要となります。
リバウンドハンマーとコンクリートテスターの精度比較
- リバウンドハンマーの計測精度は圧縮試験機との誤差率が±50%となります。
- コンクリートテスターCTS-02v4の計測精度は±20%となり超音波試験や衝撃弾性試験と同様の精度となります。

誤差率±50%

誤差率±20%
※(社)非破壊検査協会発行「非破壊検査 検査と材料評価」より抜粋
その他の違い
リバウンドハンマー | コンクリートテスター | |
現象 | ハンマー打撃 | ハンマー打撃 |
基本原理 | 反発度 | 反発抵抗力 |
要請事項 | 表面の塑性変形 | コンクリートの弾性変形 |
計測量 | 反発係数 | 機械インピーダンス |
計測形式 | 機械(バネ)式、反発距離計測 | 電子計測、加速度計測 |
開発年 | 1948年 | 2002年 |
コンクリートテスターの動画【使い方編】
CTS-02v4の詳細はこちらへ

コンクリートテスターの仕様・価格【CTS-02v4・CTS-03v4】
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